着物を送る際、「ヤマト運輸に専用のダンボールがあるの?」と悩んだことはありませんか?
大切な着物を安全に届けるには、適した梱包資材が必要です。
さらに、正しい梱包方法や注意点を知っておくと安心です。
この記事では、ヤマト運輸で利用できる着物用のダンボールの有無や、着物を送る際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
ヤマト運輸に着物用ダンボールはある?
ヤマト運輸では「着物専用」のダンボールは用意されていません。
大切な着物を送るために専用のダンボールを使用したい場合は、アマゾンや他の通販サイトで購入する必要があります。
着物専用ダンボールは、着物がしわになりにくく、安全に運べるよう設計されています。
特に高価な着物や特別なものを送る場合は専用のものを用意すると安心です。
一方、ヤマト運輸では通常のダンボールは取り扱っています。
これらは営業所で購入することができ、ネットでも注文可能です。
普通のダンボールを利用して着物を送ることもできますが、着物が動かないようにしっかり梱包することが大切です。
送りたい着物の状態や用途に合わせて、適切な梱包方法を選ぶことがポイントです。
ヤマト運輸で着物を送るポイントや注意点
大切な着物を送るとき、「きれいな状態で届くかな?」「もし汚れたりしわになったらどうしよう」と不安になることはありませんか?
特に、思い出の詰まった一点ものや高価な着物の場合、慎重に準備したいですよね。
そこでここではヤマト運輸で着物を送る際に注意すべきポイントについて詳しく紹介します。
着物が万が一汚れないようにビニール袋に入れる
着物を送る際、最も避けたいのは汚れや水濡れです。
運送中に雨や湿気でダンボールが濡れてしまう可能性もあります。
そのため、着物は必ずビニール袋に入れてから梱包することをおすすめします。
ビニール袋は防水性があり、万が一の液体の侵入や埃の付着から着物を守ってくれます。
具体的には、まず着物を畳んだ状態で柔らかい布や包装紙に包みます。
次に、その包んだ着物をサイズに合ったビニール袋に入れましょう。
ジッパー付きの袋や、厚みのあるビニール袋を使うとさらに安心です。
また、袋の口をしっかり閉じるかテープで固定して、空気や水が入りにくいようにしておくと良いでしょう。
特に貴重な着物や高価なものの場合、さらに念入りな対策が必要です。
二重のビニール袋を使用したり、防水性の高い専用カバーを活用するのも良い方法です。
折り目やしわが気になるならクッションを挟むといい
着物を送るときに気をつけたいのが、折り目やしわがついてしまうことです。
ダンボールの大きさによっては、いつも以上に折りたたむ必要があるので、そこで折り目がついてしまう恐れがあります。
特に高価な着物や大切な着物は、しわができると着用時に見栄えが悪くなるため、慎重に梱包する必要があります。
そのため、折り目やしわを防ぐために「クッション」を挟むことをおすすめします。
具体的には、着物を畳む際に、薄いクッション材や柔らかい紙(例えば、シルクペーパーや和紙)を折り目の部分に挟みます。
これにより、折り目が深く刻まれず、しわがつきにくくなります。
ダンボールの中身がぐちゃぐちゃにならないように緩衝材を入れておく
ダンボールの中で着物が動いてしまうと、型崩れやしわができる原因になります。
特に配送中はダンボールが揺れたり、上下逆さまになることもあるため、中身がぐちゃぐちゃにならないよう工夫することが大切です。
例えば、以下のような緩衝材を使うと効果的です。
- プチプチ(エアクッション)
- 丸めた新聞紙や雑誌の紙
- クッション性のある包装紙や布
- 発泡スチロール製の緩衝材
これらの緩衝材を使うことで、着物がダンボール内で安全に保たれ、型崩れやしわのリスクを大幅に減らすことができます。
一点もの・代替品の無いものや高額なものは、受け取りを拒否されるケースがある
ヤマト運輸で着物を送る際、特に注意したいのが、一点ものや高額な着物を送る場合です。
ヤマト運輸では通常の宅配便の補償金額が1個につき30万円までと定められており、それを超える価値のある物品については補償対象外になることがあります。
そのため、非常に高価な着物や代わりのきかない一点ものは、引受自体を拒否されるケースもあります。
例えば、家宝として受け継がれている着物や、特別な職人技術が施された高額な着物などは、運送リスクが高いため対応できない場合があります。
こうした場合は、万が一、破損や損失があっても補償されない前提で送るしかありません。
もしくは、他の運送会社を使いましょう。
- ゆうパックはセキュリティサービスのオプションに加入すれば補償金額の上限が50万円
- 佐川急便は運送保険に加入すれば補償金額の上限が5000万円
大切な着物を安心して送り届けるために、こうした注意点を押さえておくことが大切です。
ヤマト運輸に着物用ダンボールはある?着物を送るポイントは?のまとめ
ヤマト運輸には着物専用のダンボールはありませんが、通常のダンボールで送ることは可能です。
着物が汚れないようにビニール袋で包み、折り目やしわを防ぐためにクッション材を挟みましょう。
さらに、ダンボール内で着物が動かないように緩衝材を使ってしっかり固定することが重要です。
こうした準備で、着物を安全に届けられます。